症状は個人差が大きいため情報量も多く、どのように治療して良いか患者様自身も困り、迷うとお聞きしております。緊急性もあり、すぐ手術の方もおられる一方で「ゆっくり治療したい」「できれば手術はしたくない」とお考えの方も多いのも事実です。手術をしない保存療法としては、オーダーメイドインソール、オーダーメイド靴の製作などがあります。
変形性股関節症とは
原因はさまざまありますが、女性に多い疾患です。主に脚長差(左右の足の長さが違う)があります。成長期にスポーツなどで股関節に負担をかけすぎたため、後に発症するケースもみられます。変形性股関節症に多い臼蓋形成不全症の症状は、例えば、股関節のボール状の骨の上にお椀のような骨がかぶっていると想像すると、そのお椀のかぶりがしっかりかぶらず、浅くなった状態になった状態で歩行が乱れ、首・肩・腰・膝・足裏などに影響があらわれてくることが多いです。
弊社でできること
オーダーメイドインソールの製作
お持ちの靴の形状に合わせて左右の高さを調整しお作りします。ウォーキングシューズなどスニーカータイプの靴は歩きやすく効果が得やすいですが、細身の靴などは種類によっては歩行時にかかとが脱げやすくなることがあります。インソールをお入れする場合の靴は事前にご相談ください。
なお市販の靴にお入れすることは靴の構造上、限界があるため、靴を購入する場合は靴のことを理解してくれるお店を探すことが大切です。
インソールはお持ちの既成靴の形状に合わせてお作りします。足裏を衝撃緩和した素材のため硬くもなく、足裏も痛くない素材で加工します。インソールは出し入れできるため、同じような形状の靴であれば併用して使うことができます。




オーダーメイド靴の製作
治療上、大切なことは左右の高さを調整した靴でバランスよく歩くことです。またインソールで足裏の補正や矯正をすることで、痛みがある足(患足)が楽になってきます。脚長差に合わせて、靴底やインソールで左右の足の長さを調整、外から目立たないようにご希望の加工方法でお作りできます。
弊社の靴は全てインソール入りです。脚長差により靴の着脱時、手が届きにくい方には、簡単に脱ぎ履きできる靴もお作りしております。




高さを補う方法
靴の外と中で高さを補い、左右の高さを合わせます。なるべく外から目立たないように、靴の中で高さを補うことができます。左右の身体のバランスが良くなることで、肩・首などはの負担がかかりにくくなります。
既成靴の加工
靴底の厚みを左右で変える加工ができます。

▶︎詳しくは「足の疾患・症状別」ページをご覧ください。